インプラントの種類・料金

タキザワ歯科クリニックで取り扱うインプラントの種類や費用についてご紹介いたします。

インプラントの構造と費用の仕組み

インプラントは、図のようにインプラント体(人工歯根)にアバットメントという人工歯の土台を連結して、その上に被せ物となる上部構造(人工歯)を装着する構造になっています。

インプラント体とアバットメントが一体となった製品(1ピース型)もあり、インプラント体+アバットメント上部構造をそれぞれお口の状態やニーズに合わせて選ぶことになります。

インプラント体(人工歯根)

埋め込まれたインプラント体(人工歯根)は、歯槽骨(歯を支えるあごの骨)と結合する特徴があることから、本来の歯の根っこ(歯根)と同じような役割を果たします。入れ歯やブリッジは、本来の歯のような力で噛むことはできませんが、インプラント治療はこの人工歯根があることによって、本来の歯のように噛め、食事をすることができるのです。

上部構造(人工歯)

上部構造は、セラミックやハイブリッドセラミック(セラミックと樹脂を合わせたもの)、ゴールド合金からお選びいただきます。治療する箇所によって大きく3つにに分けられ、前歯(中心から犬歯まで)・小臼歯(犬歯の後ろ2本)・大臼歯(小臼歯の後ろ2本と親知らず)と、それぞれの役割によって適切な材質を設定しております。

豊富なインプラントの種類

インプラント体(人工歯根)は世界中に製造しているメーカーがあり、近年では100種類以上ものインプラントが開発されています。これらのインプラントには、各メーカーの研究が反映された様々な異なる特徴があります。

  • 表面に骨との結合が良くなる処理が施されているインプラント
  • 細いまたは短いといった形状に特徴があるインプラント
  • 金属アレルギーの心配が要らない非金属のインプラント など

インプラント治療を行っている歯科医院では、予算にあわせて数種類のインプラントから選択するのが一般的ですが、当院では安全で確かな治療を行うために、最新の医療機器や設備、最新の医療技術、歯科医師の技術向上に取り組むことはもちろん、患者様のお口の状態や症状にあわせて様々な種類のインプラントを使い分けられる環境を用意しております。

口腔内の状態に合わせてインプラント体をご提案いたします

インプラント体を選択するうえで一番大切なことは、お口の中の状態によって選ぶということです。
あごの骨の硬さや骨密度、骨の厚さや高さ、あるいは金属アレルギーを懸念されるケースでは、非金属のジルコニアインプラントを選ぶ必要があります。

当院のインプラント治療では、患者様の口腔内の環境にあわせて最適なインプラント(人工歯根)をご提案するために、必ずCT(コンピューター上であごの骨や神経、血管を立体的に再現する装置)による精密な診査・診断を行います。
お口の中の状態を正しく把握することができなければ、安全性の高い治療を行うことはできません。

ご予算に応じたインプラント体も選べます

当院で取り扱うインプラント体の中には、世界的に大きなシェアを誇り、海外でインプラントのトラブルが起きても対応が可能な安心してお使いいただけるものもありますが、そのようなメリットはなくても安全面において信頼性が高く、費用がリーズナブルなインプラント体も取り扱っております。

また、お口の中の状態が悪く追加の手術が必要なケースでは、どうしても治療の総額が高くなってしまいますが、このようなケースでは、形状や性質に特徴があるインプラント体を使用することで、追加の手術を回避できる場合があります。
患者様の予算に応じて、できるだけ負担が少なくなるようにご提案いたしますのでご安心してお任せください。

フルマウスインプラント
(全顎インプラント)

総入れ歯から移行の患者様や、数本の歯しか残っておらずそれらの歯も状態が良くない場合などにおいて、お口の中全ての歯をインプラントにするようなケースでは、あごの骨の状態も鑑みて、1本1本のインプラントにするよりも全顎的なインプラント(フルマウスインプラント)が向いていることが多くあります。

フルマウスインプラントには、数本のインプラントで総入れ歯を固定するもの(インプラントデンチャー)や、入れ歯のように連結した上部構造(人工歯)をインプラントにするもの(オールオン4/6)があります。

お口の中の歯全体を数本のインプラントでカバーできるため、費用面の負担も少なく治療できます。