ドリルを使わないインプラント

ドリルを使わないインプラントとは

通常、インプラント(人工歯根)はドリルであごの骨を削り埋め込む手術を行いますが、当院で行っている骨拡大治療(OAM式インプラント治療)では、インプラントを埋め込む位置に針ほどの細い穴を開け、その穴を専用の器具で徐々に内側から広げていくため、ドリルは一切使用しません。
施術はすべて手作業で行うので、誤って骨を貫通させてしまったり、 神経を傷つけてしまったりというような事故のリスクはほとんどありません。出血も少なく患者様の身体にかかる負担も軽減できます。

手作業で穴を徐々に拡大していきます

骨拡大インプラント治療のメリット

出血量が少ない

骨拡大治療では、極細の穴からインプラントを埋め込むスペースを作っていくため、切開など必要なく出血もわずかで、低侵襲(身体にかかる負担が少ない)な治療が行えます。

ドリルの音や振動で恐怖を感じることがない

手術中は麻酔がかかっているため痛みはほとんど感じることがありませんが、骨を削る際のドリルの音や振動に恐怖感を持つ方もいらっしゃることでしょう。骨拡大治療ではドリルで骨を削ることがないため、このような心配はいりません。

骨とインプラントが結合しやすい

骨を削る量が少ないため、歯槽骨(歯を支えるあごの骨)をインプラント体(人工歯根)が結合しやすくなります。身体にかかる負担が少ないこともあり、治療期間も比較的短くなります。

高血圧や骨粗しょう症の方にも適応できる

骨拡大治療は、細い穴を押し広げていく治療のため、周囲の骨の密度が高くなります。このため、骨粗しょう症でインプラント治療が難しいとされていた患者様にも適応できるケースが増えました。また、身体にかかる負担が軽い治療のため、手術が困難な高血圧症の患者様でも適応できる場合があります。

安全性が高い

ドリルのように機械的にではなく、手作業で施術するため骨を貫通してしまったり、必要以上に削ってしまったり、血管や神経を気付つけてしまうようなことがありません。

インプラント事故のリスクを減らせる

インプラント治療における医療事故で一番多いのは、骨に穴をあける切削時に起こっており、ドリルで神経や血管を損傷することによる、神経麻痺や異常出血などです。

当院では、CT(平面のレントゲン写真とは異なり、コンピューター上であごの骨や血管、神経などを立体的に再現する装置)による診査、診断、事前シミュレーションを必ず行うことや、サージカルガイド、ドリルストッパーを使用することでこのような事故のリスクを極力なくすように心がけておりますが、骨拡大治療(OAM式インプラント治療)では、そもそもドリルを使用しないため、このような医療事故のリスクがほとんどなくなります

どこの歯科医院でも
可能な治療方法ではないので注意

骨拡大治療は、安全性も高く患者様の身体にかかる負担も少ない画期的な治療法ですが、特別な技術や専用の器具が必要になるため、どこの歯科医院でも受けられる治療ではありません。

当院の理事長は、国際審美学会が認定するOAM先進インプラント認定医ですので、骨拡大インプラント治療に精通しており高い技術を身につけております。当院は、骨拡大インプラント治療を提供している数少ない歯科医院です。
より安全な治療を安心して受けていただけるよう努めております。